[白血病･骨髄異形成症候群(MDS)は寛解(完治)する/治る]−�G

これは私の実体験に基づいた[白血病が寛解(完治)する迄の記録]である。

治療チリョウ後ゴしばらくして気づいたのだが、20年以上苦しんできた「慢性関節リウマチ」が治って

いた。これは非常に嬉しい移植の効果と思われる。これが移植片腫瘍効果(いしょくへんしゅよう

こうか)というものだろうか？　考えてみれば移植により全ての血液が入れ替わる訳だから、

血の病(やまい)であるリウマチが治って当たり前の事であろう。

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虎の門病院での治療生活の続き

2008年ネン11月ゲツ14日ニチ(金キン)

・｢CTｽｷｬﾝ｣実施。

・｢骨髄採取」の結果､「血液は 100% 臍帯血で作られている。MDSの時に

あった悪い菌は１ケもない。もう大丈夫だろう。」との事｡

・耳鼻科診察。｢鼻血が止まらないのは血小板が少ないから。血小板が増え

れば直るので待つしかない。放射線を浴びると粘膜が弱くなり鼻血が出る

事がある。念の為､血の出ている部分を焼いておく。これで鼻血は止まる

筈。耳の中に悪い菌はいないようだ。耳の奥に水が溜まる事はよくある事｡

左耳の難聴は前回(7月)確認されていないので､次回 11月17日(月)に

聴力検査を行う」との事｡

2008年ネン11月ゲツ17日ニチ(月ゲツ)

・朝0500時頃、突然にズボンが濡れた。点滴の根元が外れ､漏れた点滴液エキ

が傷口を覆ったテープの中に溜まり､それがいっきに流れ出したらしい。

左足ヒダリアシから点滴テンテキしていたが､点滴の根元が外れた事によりこの場所は使え

ないとの事で､右手から新たに点滴を開始した｡

・耳鼻科診察､聴力検査。結果､｢特に難聴という程ではない。CTｽｷｬﾝの

結果により｢中耳炎｣､｢水｣等による障害なのか判断したい｣との事｡

・主治医シュジイ来室。｢現在ゲンザイ 血液型は『Ａ型カタ』と『Ｏ型カタ』の二フタつ存在ソンザイしているが､

1つの『O型』になるのは1年後位」との事｡

2008年ネン11月ゲツ20日ニチ(木モク)

・耳鼻科診察。11/18(火カ)に行オコナったCTスキャン結果ケッカ､｢古い中耳炎のあとが

あるが殆ど治っている。耳が目まい等の原因とは考えられない｡

他に原因があると思われる｣との事。

・担当医タントウイ来室。｢先サキほど行オコナった胸ムネのCTスキャン結果､少し胸の水が増えて

いる。主治医と相談し水を抜くかどうかを決める｣との事｡

・主治医シュジイ来室。｢胸の水､明日午前中に抜こう｣との事｡

2008年ネン11月ゲツ21日ニチ(金キン)

・自室にて胸水を抜く施術。約1.5ﾘｯﾄﾙの水を抜いた｡

2008年ネン12月ゲツ13日ニチ(土ド)

・しばらく自力ジリキで起オき上アがれない日ヒが続ツヅいたが､何故か本日の朝より､

看護師の補助なくスムーズにベットから起オき上アがる事コトが出来デキる｡

手の力が強くなったのか､手の力でユックリ体を押し上げている｡

2008年ネン12月ゲツ20日ニチ(土ド)

ノートパソコンが不調フチョウ。メーカーに相談ソウダンした結果ケッカ､ハードディスクの不良フリョウ

が推察スイサツされ､早速サッソク､宅急便タッキュウビンでメーカーに修理シュウリ依頼イライした｡

日記ニッキは手書テガきで続ツヅける事コトとした｡

2008年ネン12月ゲツ21日ニチ(日ニチ)

・この日から２泊３日の予定で自宅に外泊する許可をもらった。しかし､

昨晩､突然に激しい嘔吐が２回続き､更に今朝は下痢で殆んど排出

された感じだ。無理をせず､外泊を止めた｡

2008年ネン12月ゲツ24日ニチ(水スイ)

・体調不良の原因は「ノロウィルス」と判明。直ちに点滴開始｡

隔離カクリ病棟ビョウトウに緊急キンキュウ移動イドウされた｡

2008年ネン12月ゲツ26日ニチ(金キン)

・下痢は続いているが嘔吐が落ち着いたので本日より点滴中止｡

2009年01月10日(土)

下痢ゲリの症状が順調に回復してきたので､退院にむけ試し外泊として

〜　01月12日(月)

自宅に戻ったが、毎日1回づつ廊下で転倒した。足腰の筋力が

低下しており､ちょっとした段差ダンサにつまづき､簡単に転倒してしまった｡

2009年ネン01月ゲツ16日ニチ(金キン)

午後ゴゴ､隔離カクリ病棟ビョウトウから解放カイホウされ､一般イッパン病棟ビョウトウに移ウツった｡

地下のリハビリ室でリハビリ実施｡

2009年ネン01月ゲツ22日ニチ(木モク)

本日より骨粗鬆薬｢ボナロン｣を飲用。飲ノみ方カタを守マモるよう注意チュウイがあった｡

週1回 木曜日､ 朝起きがけ6時 に飲ノむ事コト

2009年ネン01月ゲツ31日ニチ(土ド)

パソコン故障コショウに関カンして､メーカーから説明セツメイがあった。(HDD)ハードディスク

を交換する事を話ハナしたら､｢HDDリカバリー部分をバックアップしておいた方

が良い｣とのアドバイスがあった。HDDを販売店に注文した｡

2009年ネン02月ゲツ04日ニチ(水スイ)

主治医シュジイより退院の日程について検討するよう促された。来週の採血結果

の様子を見て､来週末かそれ以降で検討してはどうかとの事コト｡

白血球=2,400(通常3,400〜9,200)　　　血小板=20,000(通常141,000〜327,000)

ヘモグロビン=7.4(通常13〜17)　　CRP=0.1(通常=0〜0.3)

2009年ネン02月ゲツ07日ニチ(土ド)

注文チュウモンしたWesternDegital製ハードディスクが届トドいたので､早速サッソクパソコンを

使ツカえる状態ジョウタイに復元フクゲンし日記ニッキを続ツヅけた｡

2009年02月09日(月)

ほぼ1日おきに血液検査を行って来たが､この日から確実に｢好中球､白血

球､血小板」の数値が増え始めた。どうやら心配されていた「臍帯血移植で

起こる生着不全」なる合併症は発症せずに済んだらしい。

唇のシビレ､舌のシビレが少なくなったようだ。食欲も湧いて来た｡

やっと退院の日程が見えて来た。

移植から4ヶ月と20日目の事であり「やったー。余命3年の宣告をくつがえした。

これで長生き出来る」と大喜びした。

白血球=3,400(通常3,400〜9,200)　　　血小板=29,000(通常141,000〜327,000)

ヘモグロビン=7.2(通常13〜17)　　CRP=0.1(通常=0〜0.3)

2009年02月25日(水)〜02月27日(金)

ついでであったが眼科にて左右の白内障手術実地。

これは年齢的なものであり手術を受けたが格段によく見えるようになった。

2009年03月03日(火)

血液検査の結果まだ正常値でないが､それぞれが確実に増え続けており､

「問題なし。ほぼ寛カン解カイ(完治)した」との判断が出た為退院した。

振返って見ると

骨髄異形成症候群(MDS)、白血病が発覚してから退院まで約１年２ヶ月。

移植した日から移植の効果が現れるまで4ヶ月と20日。

〃　　　　寛解(完治)したと判断されるまで5ヶ月と14日。

入院中ニュウインチュウに2〜3回カイ､心肺シンパイ停止テイシ状態ジョウタイを体験タイケンした｡

虎トラの門モン病院ビョウイン・入院時の血液検査結果は

白血球=1,300(正常値=3,400〜9,200)、血小板=5,000(正常値=141,000〜327,000)、

ヘモグロビン=7.4(正常値=13.0〜17.0)、好中球= ---- (正常値=45.6〜73.2)

虎の門病院・退院時の血液検査結果は

白血球=7,500(正常値=3,400〜9,200)、血小板=35,000(正常値=141,000〜327,000)、

ヘモグロビン=8.0(正常値=13.0〜17.0)、好中球=84.0(正常値=45.6〜73.2)

私が寛解(完治)する事が出来たのは、担当医の皆さんと看護師、栄養士、リハビリ担当をはじめ

とする虎の門病院の皆さんの献身的な治療のおかげであり、心より感謝を申上げます。

〜 完カン 〜