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[白血病･骨髄異形成症候群(MDS)は寛解(完治)する/治る]－⑦ |
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これは私の実体験に基づいた[白血病が寛解(完治)する迄の記録]である。 |
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｢白血病は寛解(完治)する｣と言っても､移植してから移植の効果が出るまで決して安心は出来な |
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い。移植後何らかの合併症を発症する。私の場合､その中で最も恐ろしいのは「GVHD」であった｡ |
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場合によっては命を落とす危険性のある最も恐ろしい合併症である。 |
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これまで､移植の年齢上限を「50～55才」としてきたのは、高齢者がGVHDに耐えられないから |
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だったのではないだろうか？ 現在の治療法では事前に予防薬でGVHDを発症しにくくし、万が一 |
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発症しても重症化しないよう対処している。更に70才代の高齢者まで移植可能となって来ている。 |
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※ GVHD=「移植片対宿主病」(いしょくへんたいしゅくしゅびょう)と称し移植時に混入した |
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ドナーの白血球や、成熟した白血球が患者自身の身体を攻撃する合併症である。 |
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下記は、実際に私がセカンドオピニオンを受けた谷口先生からとGVHDの情報である。 |
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臍帯血移植の権威=谷口先生からの情報は → |
こちら |
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移植の際の副作用・合併症についての情報は
→ |
こちら |
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虎の門病院での治療生活の続き |
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移植後5日目頃から激しいＧＶＨＤに襲われた。不整脈が起こり、ついには心肺停止になった |
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との事。主治医の懸命な処置で回復したとの事。ICU室に運ばれ 何日か治療を受けたそうだが､ |
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全く覚えておらず後に妻から聞いて大変驚いた。よく生き返る事が出来たなーとビックリした。 |
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他に、鼻血が止まらない、右足に大量の「水ぶくれ」発生、口内炎発症、性器の異常な膨張、 |
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肺に大量の水が溜まる、激しい嘔吐、長期に亘る下痢便等を発症した。 |
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まだ移植の効果が出ず外敵に対し無防備状態の為「ノロウィルス」に感染もした。手足の爪及び |
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皮膚も全て生え替った。 |
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事前にインフォームドコンセントでカウンセラーより説明されてはいたが、予想以上の激しいGVHD |
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を体験した。 |
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2008年09月21日(日) |
全身放射線照射の影響か､本日(移植から2日目)の血液検査結果ありえ |
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ない数値が出た。白血球数が超少ない。CRP値も異常に多い。 |
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まさか死ぬ事はないと思うが･･･････ |
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白血球=10(通常=3,400～9,200) CRP=21.5(通常=0～0.3) |
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2008年09月24日(水) |
まったく記憶がなく､あとで妻に聞いた内容です。 |
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不整脈 ⇒ 心肺停止 ⇒ ＩＣＵ室 数日後､意識回復｡ |
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意識が戻った場所はＩＣＵ室の中だった。 |
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2008年10月03日(金) |
白血球数はしばらく 10～80
と二桁だったが､この日から少し改善し三桁 |
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に上昇してきた｡ |
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白血球=220(通常3,400～9,200) 血小板=35,000(通常141,000～327,000) |
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ヘモグロビン=8.4(通常13～17) CRP=14.8(通常=0～0.3) |
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2008年10月27日(月) |
今日は60回目の誕生日､入院したまま定年退職日を迎えた。お世話 |
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になった職場の同僚に携帯メールで簡単に挨拶した｡ |
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白血球=6,200(通常3,400～9,200) 血小板=24,000(通常141,000～327,000) |
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ヘモグロビン=7.5(通常13～17) CRP=0.1(通常=0～0.3) |
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2008年10月30日(木) |
・朝食時､突然歯の金属カバーが外れる｡ |
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・義父(妻の父)が心臓麻痺で朝６時頃に亡くなったとの知らせ。ショックで |
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あった。歯の金属カバーが外れたのは この知らせだったのか･･･｡ |
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2008年11月01日(土) |
20時頃､右足に大量の｢水ぶくれ｣発見。担当医が水を抜いてくれたが､ |
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皮膚が破れた箇所もあった。ガーゼ､包帯で処理してもらった｡ |
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2008年11月05日(水) |
皮膚科の往診。ガーゼを外して足を見たら皮膚がなく､肉がむき出しに |
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なってる箇所が2箇所､見るからに痛々しい。水分をタップリ含んだ｢貼り薬｣ |
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ガーゼ､包帯で処置してもらった。 |
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｢間もなく一皮むける。とにかく新しい皮膚は非常に薄い｣との事で､動く |
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時は注意して動くよう言われた｡ |
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2008年11月12日(水) |
・朝の血糖値が低い(63)為､飴玉をなめる。ブドウ糖は在庫なし｡ |
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・性器の異常を確認。性器全体が膨張し超巨大な水ぶくれの様になっ |
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ている。11/01(土)頃から感じていた事だが､看護師によると他の患者さん |
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の例では､「自然に治るので心配ない」との事。そういうモノかと安心した｡ |
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・午後､自室で担当医の執刀で「骨髄採取」実地｡ |
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2008年11月13日(木) |
・本日11:00より地下1Fのリハビリ室でリハビリ再開｡ |
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・昨日の「骨髄採取」の結果､「再発しそうな兆候はない。血液は全て入れ |
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替わっている。明日のCTスキャンの状態が良ければ11/15(土)からステ |
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ロイドの点滴を止める。内服薬を錠剤で飲めるようになれば点滴も外れ､ |
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今月末､又は来月には退院出来る見込み」(担当医談)との事｡ |
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[白血病･骨髄異形成症候群(MDS)は寛解(完治)する/治る]－⑧ |
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に続く｡（この画面は閉じて下さい｡） |
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