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[白血病･骨髄異形成症候群(MDS)は寛解(完治)する/治る]－④ |
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これは私の実体験に基づいた[白血病が寛解(完治)する迄の記録]である。 |
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国立がんセンターに電話した際､ |
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「骨髄バンクにはHLA簡易検査の結果が登録されており､HLAが完全一致するかは､更に詳しい |
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検査をする必要がある」。「早く見つける方法でやっても通常3ｹ月かかる」｡ |
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「がんセンターで受入れ困難な場合もあるので､移植も出来､移植までの治療も出来る病院を川崎 |
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病院の担当医に幾つか提案した」と伝えられた｡その中に虎の門病院があった。 |
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川崎病院での入院生活の続き |
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2008年04月25日(金) |
担当医から余命3年を宣告され､「当病院には治療設備がない。 |
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セカンド･オピニオンとして幾つか紹介する。検討してみて欲しい」との事。 |
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(簡単に言えば、「治せないので転院を含めて他の病院で治療相談して |
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欲しい」との事だ) |
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これで初めて「とんでもない病気になってしまった。」と実感した。 |
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なにしろ「あと３年の命」と判ったのだから・・・・ |
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2008年04月30日(水) |
セカンドオピニオンとして三箇所紹介された。｢国立がんｾﾝﾀｰ中央病院｣ |
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｢県立がんｾﾝﾀｰ中央病院｣､｢都立杉並病院｣。ｲﾝﾀｰﾈｯﾄで調べる等して､ |
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どこにするか決まったら私が連絡をとる。もう紹介状は書いてあるとの事。 |
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明日にでも｢国立がんｾﾝﾀｰ｣に連絡を取ってみるとの事｡ |
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2008年05月08日(木) |
紹介状の内容を伺い､初めて「糖尿病」もある事を知った｡ |
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糖尿病は今後変わる事がある。血糖値が正常になれば､血糖値測定・ |
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インスリン注射から開放されるかも知れないとの事｡ |
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2008年05月14日(水) |
最初に紹介された[国立がんセンター中央病院]でセカンドオピニオン。 |
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骨髄異形成症候群(MDS)なる病気の種類や推移､治療法の種類と治癒の |
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可能性､骨髄移植の説明等を伺がった。 |
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移植には骨髄バンクへ登録が必要との事､早速その場で登録を依頼した｡ |
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転院等の具体的結論を出せなかったので後で電話連絡する事とした。 |
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骨髄移植の必須項目として[HLAが適合している事]とされている。一般的に言われている |
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A型､B型､O型のように､基本的に3種類に分かれている血液型は赤血球のタイプであるが､ |
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HLAは白血球のタイプの血液型で何万通りもの種類があるとの事。(移植前に聞いた) |
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2008年06月04日(水) |
国立がんセンターに直接電話を入れた。HLAの適合者は兄弟の中にいる |
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可能性が高いと聞いていたので、宮城県仙台市に住んでいる妹にHLA検 |
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査を頼んでおいた。その結果をがんセンターに伝え､妹からの骨髄移植が |
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可能かどうかの判断を依頼していたが、結果は[HLA不適合]で移植不可能 |
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との事であった。 |
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他の可能性として骨髄バンクを調べてもらったところ、HLA適合者が200～ |
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300人いるという事が救いであった。 |
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2008年06月05日(木) |
次に紹介された横浜市にある有名な病院で､私の代わりに妻がセカンド |
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オピニオンを受けた。結果､転院を受入れてもらえなかった。 |
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理由は､｢圧倒的にﾍﾞｯﾄﾞ数が不足しており待ち状態が続いている｣､｢専門 |
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医の不足｣､｢ご主人は年齢的に骨髄移植は出来ない｣等であった｡ |
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当時私は59才、移植は50才が限度と説明されたそうである。 |
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当たり前だが､当時この病院では､70才代の高齢者まで治療出来る方法が |
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ある事を知らなかったのである。 |
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2008年06月08日(日) |
12:00時過ぎ ｢秋葉原無差別殺傷事件｣発生､7人が命を失い４人が |
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怪我をしたとテレビで大騒ぎしている。許せない。とんでもない奴だ｡ |
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2008年06月09日(月) |
がんセンターより紹介された虎の門病院のセカンドオピニオンを受けた。 |
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相談にのってくれた担当部長は「資料を見た限りでは､そんなに急いで移 |
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植しなければならない状態ではない」､「入院したとしても他に移植を急ぐ人 |
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がいるし移植を待っている人が多い。あなたは後まわしになる」と言われた｡ |
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「がんセンターの紹介によると臍帯血移植では日本で1～2の実績があると |
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知らされ､私の主治医も自信を持って紹介してくれた」事を伝え、「先生だけ |
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が頼りです。助けてください」と懇願し何とか転院する事となった。 |
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入院の手続きを行ったが、ベッドの空きがない為2～3週間待って頂くとの |
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事であった｡ |
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2008年06月11日(水) |
川崎病院の血液科担当医から「虎の門病院の担当される部長は臍帯血 |
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移植では日本で第一人者と聞いている」。 |
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「この病気はめずらしいもので､1,000人に1人とか10,000人に1人とか言わ |
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れている｡元気を出して行きましょう」と励まされた。 |
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パソコンの持込みをお願いすべく虎の門病院に電話したところ、意外にも |
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｢良いですよ」と快諾を得られた。病院にインターネット環境はない。 |
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2008年06月12日(木) |
本日の血液検査結果、血小板が減っていた為血小板の輸血を実施。 |
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血小板 10,000 (正常値 141,000～327,000) |
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2008年06月14日(土) |
08:43時頃 ｢岩手･宮城内陸地震｣発生｡大きな被害が出たとの |
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ニュース。この病室もユックリ長く揺れた。私の故郷は岩手県､心配だ｡ |
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2008年06月15日(日) |
・12:30時頃 日曜にもかかわらず主治医が来室。セカンドオピニオンの様 |
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子を話した。主治医は｢虎ノ門病院からの返事を見た。こんなに早く受け |
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入れてもらえるとは思ってもいなかった｣と､予想外の結果に喜ん |
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でいた｡ |
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2008年06月16日(月) |
本日の血液検査結果、血小板及びヘモグロビンが減っていた為血小板と |
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赤い血の輸血を実施。今後､毎日採決を行い必要なら輸血を実施との事。 |
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血小板 400 (正常値 141,000～327,000) |
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[白血病･骨髄異形成症候群(MDS)は寛解(完治)する/治る]－⑤ |
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に続く｡（この画面は閉じて下さい｡） |
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